こどもの口腔機能(お口ポカン)mft
こんなお口、気になったことありませんか?
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これらは、口唇や舌がなどの筋肉が正常に機能していないことが原因で起こることが知られており
口腔機能が正常に機能していない場合 歯並び(でこぼこ・開咬・上顎前突など)にも影響が及ぶことがあります
どうしてこうなるのか
口唇や舌などの筋肉を正しく使う(機能させる)ことができないことが原因で、これらの状態が発生することがあります。
例えば舌は本来、上顎のスポットと呼ばれる場所に位置しているのが正常な状態ですが、舌がきちんとスポットに位置していない場合(低位舌)、歯列を内側から押してしまう癖が身についてしまい(舌突出癖)、歯が噛み合わさらない歯並び(開咬)を生じやすくなります。
口唇を閉じる筋力や習慣が身についていない場合、口唇が開いているために食事中くちゃくちゃと音が出やすくなります。
正しい舌の位置を知っていますか?
舌は本来、上顎の前歯の後ろにある「スポット」と呼ばれる場所に位置しているのが望ましい状態です。舌が下がって歯列を内側から押してしまっている場合は、不正咬合の原因となることもあります。
お口の中は筋肉のバランスが大事!
歯列は常に、外側からは頬や唇の筋肉が作用し、内側からは舌の筋肉が作用しています。この、外側と内側からの筋力のバランスが正常な噛み合わせには必要不可欠です。
どうやって治すのか
MFT(口腔筋機能療法)といって、口唇や舌などの正しい使い方や筋力のトレーニングを行い、悪習癖(舌突出癖など)を取り除く治療を行っていきます。クリニックで現在の問題点とそれを解消するためのトレーニングを指導します。ご自宅で繰り返しトレーニングして頂くことで、徐々に正しい機能を身につけていきます。
トレーニング内容の例
口唇や舌の正しい使い方を身につけるためのトレーニング内容の一例です。月に1回程度来院して頂き、口腔内の状態に応じて必要なトレーニングメニューを指導します。診療室でトレーニングのやり方を覚えてもらったら、おうちで毎日トレーニングを実践して頂き、次回診察時にトレーニング成果がでているかチェックします。次のステップに進めるようであれば、次のトレーニングメニューを指導していきます。